2016年7月23日土曜日

ゴリゴリボリボリ



 
 久しぶりにルイ・ロペス。数年ぶりかも。早くも5手目にて、手順を忘れた。後はノリで進め、しまいにクイーンサイドキャスリング。13...Bxf3はほんとダメな手だった。何も考えていないからこういうダメな手を打つ。

 「とりあえずキングに攻撃する」という脳筋のプランでゴリ押ししたら、勝手に自壊してくれた。ルークを隣同士で並べて突撃って。22.Nf5は痛かったな。

 ストラテジーに対する考え方が変わった。アウトポスト、オープンファイル、白マス・黒マス戦略(典型的にはキング周りの特定の色のマスが弱まること)、二つの弱点理論、ポーンストラクチャー様々・・・それらのストラテジーの要素自体には意味がない。ナイトがアウトポストでいても、最後まで何もしなければ意味がない。

 ストラテジー、戦略の目的は、タクティクスまたはメイトを発生させること、言い換えれば相手のブランダーを誘発させることにある。戦略的に攻めて、機が熟した段階でボンとタクティクスかメイトが発生する。オープンファイルバッキバキに開いてるわ、ナイトアウトポストでオラオラ陣取ってるわ、キング周りの白マスがスッカスカだわ、両ビショップ端から端まで目をギラつかせてるわってなれば、そりゃタクティクスも発生する。

 タクティクスだけやっていたらそもそもタクティクスが発生する局面にたどり着きにくいかもしれない。ストラテジーだけやっていてもタクティクスが発生しても気付かないかもしれない。そういう意味で、車の両輪みたいなものだ。

 ただ、アマチュアレベルだと、戦略云々以前に、無意味なブランダーに満ち満ちているので、相手のブランダーに気付けば、ブスリと仕留められることが先決なのだろう。

 ところで、スマホにCT-ART入れてみてから、通勤のときにやっている。毎日30分ぐらい歩いて通勤していて、歩きスマホでタクティクス。500問ぐらい解いた。確かに、タクティクスが良くなった。だいぶタクティクスが見えるようになった。 結局、Tune your chess Antenna(たしかそんな名前だったか)やUnderstanding Chess Tacticsに書いてあるようなことを見えるようになるということだろう。

 にしても、難しい。レベルが10~180という謎の18段階なんだけど、レベル30ぐらいでChess.comの2000より難しい。これで30なら180どうなんねん。自分の弱点も分かる。5手を超えたあたりぐらいの問題から途端に解けない。5手以上を読む読みの力がないこともあるが、自分の中で5手が限界との考えがあるのか、5手を超えると考えるのをやめてしまう。5手以上ばかりの問題になってくるから、全く解けなくなる。 

 この壁を越したら、新たな領域に達しそうな気がするが、気がするだけか。