2016年6月30日木曜日

スマホのアプリで

 わりとリアル・ライフがあっぷあっぷでチェスどころではないが・・・

 スマホのアプリ増えまくってるんですね。旧Personal Chess Trainer、現Chessimoがアンドロイドでもダウンロード可能になっていた。

 猛烈スパルタタクティクス教室というべき、5000問ぐらい(たしか)のタクティクスを全問計6~7回やらせるという鬼畜タクティクス・ソフトウェアだ。一時1000問ぐらいは解いたが心が折れてしまった。家にいる時間があまりないのでパソコンではやりにくいが、スマホなら暇なときにできそう。 これとConvetkaのCT-ARTシリーズをやって、Chess.comのタクティクス・レーティングが2800まで言ったなんて書いている人がいたが、うそかほんまか分からんが、やってみる価値はあるかも。

 それと、Convetkaのアプリもスマホでダウンロード可能に!しかも、かなり見やすい!確かConvetkaは東欧かどこかの会社のソフトで、パソコンのものは複数ソフトを持っている。ただ、ソフトのインターフェイスがチャチいというか使いにくいというか、Chessbaseとの相性も良くないし、結局使っていなかった。スマホ版はかなり見やすく使いやすくなっている。

 Convetkaのソフトは、チェスソフトの中では伝統があって、IMやGMが結構真剣に作ったもので、一部では熱烈な支持を受けている。Rapid Chess Improvement(急速チェス上達法)という怪しげな本があって、この本の著者によれば、ConvetkaのCT-ARTというタクティクスソフトをやりまくって、レーティングが2000を越したなんていう話がある。





 マイケルさんはおいておいたとしても、旧ソ連系のチェス一派では、Convetkaのソフトを使ってチェスマスター養成のトレーニングをしているところもある(記憶が正しければ)。実際、量は非常に多く、ソフトによっては解説も丁寧(親切ではないことも多い)。ただし、タクティクスを除き、基本的に、初心者向けのソフトではない。

 そんなConvetka、エンドゲームとストラテジーの面白そうだからやってみようかな。

 ・・・結局、ワンクリックで、ChessimoもConvetkaのソフトも2,3個買ってしもた。

2016年6月27日月曜日

Double Bishops



 ものすごい勢いで連勝して、過去最高レーティングまで到達。なんとchess.comでトップ1%。水増し+100ぐらいか。逆にブリッツをやってみると弱くなった。レーティングが上がれば上がるほどレーティング病に罹患しやすくなるので、注意注意。

 久しぶりに1.e4をやってみたはいいが、序盤から相手がゴリゴリとピース交換を迫ってきた。応じてやろうじゃねえかとキング益荒男振りのミドルゲーム突入。ただし、ダブル・ビショップは温存。場が開ければビショップは強い。途中、一発メイトされてしまう大ブランダーを犯すも気付かれることなく、2ビショップvsルークのエンドゲームに。幸いパスポーンがあったので、クイーンを促成栽培してメイト。

 即死手の27.Kxf5はもちろんだが、26.gxf5?もひどい。ちょっと考えたら分かるのに、こういうときに焦ってしまう。キングがd3まで下がった後、ビショップを下げざるを得ないのは明らか。そうすれば、gxf5から、gファイルを空けてルークでアタック。わりと簡単なプランだ。クリティカル・モーメントでこそ考えないという悪癖。連続で悪手はまずい。

 うすうす気付いていたことが一つ。常に3手先読めればもっと強くなるんじゃないかということ。もちろん、タクティカルな局面では5手ぐらいまでは頑張って読む。が、普段はどうかというと読んでいない。ブランダーではなく、かつ、それっぽい手を選ぶことが大半。普段から3手先まで読んでたら、もっと強くなれそう。Andrew SoltisのWhat it takes to become a grandmasterに、たしか、5手先読みがデフォルト設定ならマスター・クラス的な話があったが、まずは3手でいこう。

2016年6月25日土曜日

取れそうで取れないd4



 久しぶりにd4をやってみようと思ったら...e6だったので、そうならばとフレンチにしようとかと思ったが、やっぱりやめてMonte Carlo(3.exd5 4.c4)を指した。

 やってみたのはいいが、非常にやりにくかった。d4にずっとプレッシャーをかけられて、どう進めばいいのか分からなかった。...Bg4で、ナイトがピンされて間接的にd4が弱まり、...cxd4とされたときに、c4を取り返せるのか、などなど考えた。考えたといっても2,3手先を読んで「ああ、駄目だ」程度の浅い読みだった。

 後でコンピューターで解析してみると、意外なことが分かった。序盤でd4はほとんどの場合取れない。強欲にd4を取ろうとして、Bxf3とNxd4とすることは、たいがい白のタクティクスが発生する。また、1...Bxf3, 2.Bxf3 Bxc3として、黒がc4を安全に取れるのかというと、そういうわけではない。タクティクスで間接的にd4を守っている。

 ヴァリエーションでいろいろな解析結果を載せてみたが、非常に複雑なものもあるし、果たして結果的にどちらが良いか分からないような局面に到達することも多々。当然読めなかった。IQP(Isolated Queen's Pawn)のオープニングはやったことが無かったが、なかなか奥が深そうだ。

 前半は苦しみつつもなんとか耐え、中盤で相手が時間切れになりそうで悪手を指して挽回したものの、後半はグダグダになり、最後はナイトのおかげでなんとかドロー。 勉強にはなったかな。