2016年6月25日土曜日

取れそうで取れないd4



 久しぶりにd4をやってみようと思ったら...e6だったので、そうならばとフレンチにしようとかと思ったが、やっぱりやめてMonte Carlo(3.exd5 4.c4)を指した。

 やってみたのはいいが、非常にやりにくかった。d4にずっとプレッシャーをかけられて、どう進めばいいのか分からなかった。...Bg4で、ナイトがピンされて間接的にd4が弱まり、...cxd4とされたときに、c4を取り返せるのか、などなど考えた。考えたといっても2,3手先を読んで「ああ、駄目だ」程度の浅い読みだった。

 後でコンピューターで解析してみると、意外なことが分かった。序盤でd4はほとんどの場合取れない。強欲にd4を取ろうとして、Bxf3とNxd4とすることは、たいがい白のタクティクスが発生する。また、1...Bxf3, 2.Bxf3 Bxc3として、黒がc4を安全に取れるのかというと、そういうわけではない。タクティクスで間接的にd4を守っている。

 ヴァリエーションでいろいろな解析結果を載せてみたが、非常に複雑なものもあるし、果たして結果的にどちらが良いか分からないような局面に到達することも多々。当然読めなかった。IQP(Isolated Queen's Pawn)のオープニングはやったことが無かったが、なかなか奥が深そうだ。

 前半は苦しみつつもなんとか耐え、中盤で相手が時間切れになりそうで悪手を指して挽回したものの、後半はグダグダになり、最後はナイトのおかげでなんとかドロー。 勉強にはなったかな。

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